ウイルス突然変異とは

カテゴリ: 新型インフルエンザ

読み: ういるすとつぜんへんい

ウイルス突然変異とは、これまでにヒトに感染しなかったインフルエンザウイルスが、ヒトへ感染するようになり、さらにヒトからヒトへ感染するようになることを言う。

 インフルエンザは毎年流行する。これはもともと、インフルエンザウイルスの表面タンパク質の抗原性が毎年少しずつ変化(変異)するために、人が持っているウイルス抗体では対応しきれないためだ。しかし、ヒトに感染しなかったものがヒトの間で感染するほどまでに大きく変異(突然変異型)することがある。これを「新型インフルエンザウイルス」と言う。

 変異を引き起こす仕組みとして、一般的に生物の場合、遺伝情報複製時のコピーミスによる突然変異と、複数の遺伝情報を持つウイルスの混ぜ合わせによる変異がある。
 現在、新型インフルエンザウイルスに変異する可能性が高いものとして「鳥インフルエンザ」(高病原性鳥インフルエンザ)ウイルスが考えられている。

 鳥と接触したヒトが鳥インフルエンザに感染しただけでは、新型インフルエンザとは認められないが、ヒトの間で感染するほどまでに大きく変異(突然変異型)する可能性がある。高病原性鳥インフルエンザウイルスはニワトリやカモが感染するウイルスで、死亡など重篤な症状をきたす。高病原性鳥インフルエンザがヒトの間で感染するようになると、これまでのヒトの抗体では対応できず、世界規模での爆発的な感染(パンデミック)を引き起こす可能性が高い。

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