降水短時間予報とは

カテゴリ: 防災情報

読み: こうすいたんじかんよほう

気象庁ホームページ「防災気象情報」の「天気予報等」にある「解析雨量・降水短時間予報」をクリックすると、「解析雨量・降水短時間予報:全国」画像が示され、「動画表示」をクリックすると、気象レーダーによる今後6時間の1時間ごとの降水量分布予測を連続的に表示する。

 通常1日3回発表される今日・明日の天気予報や天気分布予報とは異なり、レーダー・アメダス解析雨量を用い、地形や数値予報などを考慮して、短い時間間隔で発表することにより、降水の予測を可能な限り詳細かつ迅速に提供する。

 この降水短時間予報をさらにより迅速な情報として提供するものに、「降水ナウキャスト」(nowcast)がある。これは更に短い5分間隔で発表され、1時間先までの5分ごとの降水の強さを予報する。例えば、9時25分の予報では10時25分までの5分ごとの降水の強さを予測することから、とくにゲリラ豪雨などによる都市型水害の軽減に役立てられる。

 降水短時間予報で数時間の大雨の動向を把握、さらに「降水ナウキャスト」を併せて利用することで、防災活動や日常生活で有効な情報を得ることができる。
 したがって、「特別警報」はもとより、大雨警報や注意報が発表され、テレビがそれらを報じるときは、できれば常に、降水短時間予報、「降水ナウキャスト」を動画で示すことを期待したい。
 災害をもたらしそうな大雨がどこで雨が降っていたか、いまどこで激しく降っているか、そしてこれからどこで大雨が予想されるかを知ることで、住民が個人レベルで、早期避難や大雨対策の行動判断に結びつけることができる。

 ただし、「降水ナウキャスト」による予測では、予測を行う時点で求めた降水域の移動の状態がその先も変化しないと仮定して降水の強さに発達・衰弱の傾向を加味して予測するもので、新たに発生する降水域等は予測に反映することはできない。

 短時間予測で危険予測域外にあるとしても、自然災害では“想定外”は起こり得る。大雨のときはこうしたレーダー情報に加えて、自分が住む地域の災害特性(過去に洪水があった、河川に近い、低地である、がけが近いなどの居住環境)を踏まえた警戒を怠ってはならない。

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