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清水建設が津波被害を軽減させる都市システム「グリーンマウンド」を開発

清水建設は16日、津波被害の軽減を目的に、津波と正対しない円錐台を利用した都市システム「グリーンマウンド」を開発したと発表した。津波エネルギーを吸収するとともに、地域住民の避難場所を確保できるほか、東北地方においては震災廃棄物で造成することで廃棄物の処分にも貢献する工法になるという。 グリーンマウンドは、海岸線に配置する「消波型マウンド」と津波被害の可能性がある居住域に配置する「避難型マウンド」から構成され、台の高さは10~15メートル。消波型マウンドは津波をいなしてエネルギーを吸収する機能を持ち、避難型マウンドは地域住民の避難場所となる。マウンドの構成材料については、木材チップや石、コンクリートなどを基本としながら、東北地方に建設する場合、その大部分を震災で発生したがれきで補うことで、がれきの処分に貢献するだけでなく、低コストも実現する。
同社では今後、東北地方をはじめ、大地震発生時に津波被害が予想される太平洋側沿岸地域の自治体に対するグリーンマウンドの提案活動を本格化させる。

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