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「近大マグロ」 今度は日本海側で稚魚の飼育に挑戦!富山発

 クロマグロの完全養殖を成功させた「近大マグロ」で知られる近畿大は9日、国内初となる日本海側での稚魚の飼育に挑戦すると発表した。産卵などの条件がそろえば、今月18日にも富山県にある同大の実験施設で、大型水槽を使った陸上飼育を始めるという。


 マグロ資源が世界的に枯渇するなか、近大水産研究所は2002年、養殖施設で人工ふ化させた稚魚を育てることに成功。民間企業との業務提携を通じて、昨年7月以降、大量生産に乗り出した。


 同研究所によると、クロマグロ飼育の研究や生産は、これまで太平洋側でのみ行ってきたが、環境が異なる日本海側でも挑戦することで、新たな知見が得られ、生産量増加につながることが期待されている。


 今月18日には同研究所が持っている鹿児島県の奄美実験場からクロマグロの受精卵150万粒を富山県内の実験施設に輸送し、200トンの大型水槽使って陸上飼育を始める予定だ。ここでふ化させて成長した稚魚は、養殖用に出荷する計画だという。

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