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鳥インフルエンザA(H7N9)患者 持病のある男性が多い

 国立感染症研究所が25日に発表した鳥インフルエンザA(H7N9)の臨床情報のまとめによると、17日までに確認された82例の確定患者のうち73%が男性で、かつ高血圧31例、糖尿病14例、心疾患12例など、いわゆる「持病のある人」が多いことが明らかになった。

 

 また、この82例のうち65歳以上の人が46%を占め、高齢者に患者が多いことも特徴的。

 

 さらに同まとめでは、死亡した患者について、発症初期には通常のインフルエンザのような症状を呈するが、1週間以内に重症肺炎および急性呼吸窮迫症候群(ARDS)=急性呼吸不全に進行し、死に至るとしている。

 

ちなみに24日までに世界保健機関(WHO)に報告された鳥インフルエンザA(H7N9)患者109例のうち23例が死亡しており、現在のところ致死率は21.1%にのぼる。

 

 また、以下の4つの項目をすべて満たしている患者は、鳥インフルエンザA(H7N9)のウイルス診断検査の候補となるとしている。

 

○38℃以上の発熱と急性呼吸器症状があること。


○臨床的又は放射線学的に肺病変(例:肺炎又はARDS)が疑われること。


○発症前10日以内の中国への渡航又は居住歴があること。


○ただし、他の感染症又は他の病因が明らかな場合は除くこと。

 

 同まとめでは、抗ウイルス薬の鳥インフルエンザA(H7N9)に対する臨床効果についてはまだ不明としながらも、早期にオセルタミビル(タミフル)を投与することが症状を軽くする可能性があるとの中国からの報告を伝えている。

 

 なお鳥インフルエンザA(H7N9)については、26日に中国福建省でも初の感染者が報告されている。

 

 

 

 

 

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