東日本大震災

「地元紙が伝える東日本大震災」展 日本新聞博物館

 ゴールデンウィーク3日目、神奈川県横浜市の日本新聞博物館では「再生の道 地元紙が伝える東日本大震災」展が開かれ、訪れる人に改めて震災の記憶と新聞の果たす役割について伝えている。

 

 この企画展は、東日本大震災から2年を経た現在もいまだに多くの問題を抱える被災地について考えるきっかけを提起するとともに、新聞、特に地元紙が社会に果たす役割について考えてもらうことを目的に、岩手日報、河北新報、福島民報、福島民友の地元紙4紙が報じた東日本大震災の記事など約180点を展示したもの。

 企画展では、1面と8面を使い、見開きで東日本大震災を報じている河北新報の震災翌日の朝刊から始まり、刻々と出される号外、福島第一原発事故の報道などをいくつかのコーナーに分けて紹介している。

 

 被災直後に避難所に避難した人について、氏名が一部不詳のままでも「避難者名簿」として掲載した紙面(岩手日報)や、「すべての犠牲者を掲載する」まで続けるとしている、犠牲者のプロフィールと写真をつづった「忘れない」(岩手日報)コーナーなど、全国紙とはひと味違う、より被災者に近い地元紙の「震災報道のあり方」が浮き彫りになっている。

 主催者側では、「地域の人の悲しみ、喜びを伝え、地方とともに歩き、寄り添う地元紙のあり方について東京や横浜の人にも理解してもらいたい」 としている。

 

 同企画展のこれまでの来館者は約4000人。

 

 展示期間は6月16日(日)までで、5月18日には地元紙4紙の報道部長などが出席するシンポジウム「東北再生に向けた新聞の役割」が開かれる。

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