医療技術
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外科手術用ロボット開発の米テイラー教授 本田賞を受賞

 本田技研工業の創業者、本田宗一郎氏の名前を冠し、次世代のけん引役となる優れた技術や発見を称える2015年の本田賞を、外科手術用医療ロボットの開発に貢献したラッセル・テイラー米ジョンズ・ホプキンス大学教授が受賞した。


 1980年に本田財団によって創設された本田賞は、「人間性あふれる文明の創造」に寄与した研究者や技術者の功績をたたえて、毎年1人を表彰している。36回目を迎える2015年の賞は、医療用ロボットが存在していなかった40年前から開発に携わり、この分野で世界をけん引してきたラッセル・テイラー教授に授与されることが決まった。


 テイラー教授はIBMの研究所に勤務していた時代に、人工股関節置換手術支援ロボット「ROBODOC(ロボドック)」の試作品を開発。ロボドック用に開発された技術の多くは、その後、さまざまな外科手術に使われるロボットシステムに採用されることになった。


 また、腹腔鏡手術の際に、常に外科医が見やすい画面中央に手術中の体内が映し出されるシステムも開発。このコンセプトは現在、世界中の医療現場に広く普及しているコンピュータ補助手術システム「ダヴィンチ」にも取り入れられている。


 本田賞の授与式は11月17日に東京都内で開かれ、テイラー教授は複勝として1000万円が贈呈される。

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