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南太平洋のソロモン諸島の海で発光するウミガメ見つかる

 南太平洋のソロモン諸島付近の海底で、緑に光る珍しい絶滅危惧種のウミガメが見つかった。光る爬虫類の発見は世界で初めてだという。


 米ニューヨーク市立大学バルーク校のデビッド・グルバー准教授が率いる海洋生物学調査団は今年7月末、南太平洋のソロモン諸島付近で泳ぐ、珍しい発光ウミガメの姿の撮影に成功し、その動画を発表した。


 発光していたのはウミガメ科のタイマイで、グルバー准教授らのチームが夜に海中でサンゴ礁を撮影していたところ、海中を照らす照明のなかに数分間にわたって写りこんできたという。


 過去10年以上、深海魚やサンゴ、ウナギ、サメなどの研究をしているグルバー准教授によると、発光する爬虫類の発見は今回が初めてで、体長は約1メートルの青年期のメスに見えたという。


 生き物の発光は一般的に、チョウチンアンコウのように獲物をおびき寄せたり、小さな魚に見せかける擬態などの役割を果たしている。日本ではかつて、べっこう細工の原料として甲羅を狙って乱獲されたタイマイは、個体数が激減して現在は絶滅危惧種に指定されている。

 

 グルバー准教授は、「タイマイの発光は敵の目から逃れるカムフラージュの助けになっている可能性もあるが、はっきりした理由はわからない」として、生態調査を進め、保全の必要性を訴えている。

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