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30秒で立ち上がる 電気不要の防災用テントをクラレが開発

 化学繊維・樹脂メーカー大手のクラレ(東京・千代田区)は、骨組みとシートが一体構造になっていて、大人4人の作業で30秒で立ち上がる防災テントを開発した。14日~16日まで東京国際展示場で開催される「危機管理産業展」で初披露する。


 クラレは、防災先進県である静岡県の要請を受けて、運搬から設営まで大人4人で簡単に設置できる防災用テント「ジオダイナ」を開発した。


 一般的な災害・医療用テントは、空気ボンベや送風機などを使って、空気を送り込んで立ち上げる必要があるが、「ジオダイナ」は、骨組みとシートが一体構造になっているため、電気を使わずにわずか30秒で立ち上げることができる。


 網を貼ったり、杭打ちができないアスファルトなどでも付属の水のうを使えば、場所を選ばずに設営可能だ。シートには、米航空宇宙局(NASA)の火星探査車の着陸用エアバッグにも採用されている、鉄の7倍の強度を持つ強力な繊維が使われていて、水を吸いにくく、温度変化にも強いという。


 組み立てた際のテントの広さは28平方メートル(16畳分)で、緊急時の現地対策本部や避難用住居、医療・救護スペースなどのほか、簡易倉庫や作業場などで使われることを想定している。


 14日から開催の「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2015」では、同社ブースに約3分の1サイズの製品を用意して、来場者が設営のスピード感を体験できるようになっている。

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