宇宙
Loading

はやぶさ2 地球最接近を観測しよう!…12月3日がチャンス

 昨年12月3日に打ち上げられた小惑星探査機「はやぶさ2」が、1年後の今年12月3日、小惑星に向かう軌道に方向転換する「地球スイングバイ」を実施する。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は14日、はやぶさ2が地球に最も近づくとして、多くの天文ファンに望遠鏡を使った観測を呼びかけている。


 昨年12月の打ち上げ以降、地球の軌道と似た軌道に沿って太陽の周りを公転していたはやぶさ2は、今年12月3日、地球の引力を利用して軌道修正を行う。


 最も地球に近づくのは12月3日午後7時7分。そのときの高度は約3100キロで場所は太平洋上空を飛行している。最接近時の地球に対する速度は、秒速10.3キロ程度で、「地球スイングバイ」によって太陽に対するはやぶさ2の速度は現在の秒速30.3キロから、31.9キロにスピードアップするという。


 はやぶさ2の観測ポイントを分析したJAXAによると、最接近する前後10分間は地球の影に隠れて見えなくなるが、北海道から沖縄までの各地では、日没から午後7時ごろにかけて、人工衛星のようにゆっくりと動く姿が見られる可能性が期待されている。

 
 はやぶさ2の明るさは非常に暗い可能性があるため、肉眼での観測は難しいが、天文台などにある大型の望遠鏡なら観測できるという。高緯度であればあるほど観測条件は良くなるため、北海道や東北に住んでいる人はぜひチャレンジしてみてほしい。


 はやぶさ2は地球スイングバイのあと、2018年に小惑星「竜宮」に到着し、2020年に地球へ帰還する予定だ。

 あなたにオススメの記事