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世界記憶遺産 露が「シベリア抑留だって政治利用」と批判

 ユネスコ(国連教育・科学・文化機関)の世界記憶遺産に、日本のシベリア抑留に関する資料が登録されたことをめぐり、ロシア高官が「中国が南京大虐殺を申請したのと同様、ユネスコを政治利用している」と日本側の対応を批判していることが15日、菅義偉官房長官の会見で明らかになった。


 ロシア国営のRIAノーボスチ通信は14日、ロシアのユネスコ委員会のグレゴリー・オルジョニキゼ書記が「政治問題をユネスコに持ち込むことには反対だ」と述べて、ロシアが日本側に対して登録申請をしないよう働き掛けていた事実を明らかにしたと報じた。


 これを受けて菅官房長官は15日午後の会見で、「シベリア抑留に関しては、ロシア極東のナホトカ市の理解と協力を得たうえで申請しており、広い視点から世界的な需要があると判断されて世界記憶遺産に登録された」と説明し、一方的な政治利用にはあたらないとロシア側の主張を否定した。

 
 さらに官房長官は、世界記憶遺産の政治利用を防ぎ、登録に至る過程をオープンにするよう見直しを迫るべく、来月上旬にパリで開かれるユネスコ総会に馳浩文部科学相を出席する案を検討していることを明らかにした。

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