感染症
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子供に多い「リンゴ病」再流行のおそれ 過去5年同期比で最多

 頬に赤く発疹ができ、体や手足に網目状に広がることから「リンゴ病」と呼ばれる「伝染性紅斑」が九州地方を中心に各地で流行している。医療機関あたりの患者数が過去5年間の同時期に比べて最多ペースで増えていることから、国立感染症研究所で注意を呼びかけている。


 国立感染症研究所の発生動向調査によると、リンゴ病はほぼ5年ごとの流行周期で患者数が増加している。最近では2011年6月に患者数がピークを迎え、その5年前の2007年にも大流行している。


 今年は年明け以降、過去3番目のペースで患者数が増加し、東京都では6月中旬、小児科医療機関から報告された定点あたりの患者数が1.27人に達したとして、初の流行警報を出している。


 全国的には7月上旬に感染者の数がピークに達し、その後、急速に減少に転じたが、依然として感染者数が過去5年間の同時期と比較して、最も多い。

 

 今月5日から11日までの1週間に全国3000の医療機関から報告された患者数は1378人で、医療機関あたりにすると0.44人。都道府県別に見ると、九州各地での流行が目立ち、大分県で1.89人、熊本県で1.24人、鹿児島県で1.2人、長崎県で0.93人となっている。

 
 リンゴ病は小学校入学前後の6歳以下の子供の感染が7割を占めるウイルス性の感染症だが、妊娠中に感染した場合、まれに胎児の異常や流産につながるおそれもあることから、国立感染症研究所では、手洗いやうがい、マスクの着用などによる予防を呼びかけている。

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