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地名の英語表記「外国人にわかりやすく統一」国土地理院

 2020年東京五輪・パラリンピック大会に向けて訪日外国人観光客の急増が見込まれるなか、これまでバラバラだった地名の英語表記について、国土地理院は6日、外国人にわかりやすい統一ルールを定めた報告書を公表した。


 外国人観光客向けに地図や観光ガイドなどに記載される地名や施設などの英語表記や地図記号は、標準ルールが無く、地方公共団体や民間の地図会社などが各自で定めていることから、表記がバラバラだった。


 国土地理院は外国人にわかりやすい地図表現を目指す検討会を設置し、都市デザインの専門家や、日本文学のロバート・キャンベル氏などの協力を得て、4回にわたる会合を重ね、このたび統一表記を決定した。


 新たな統一ルールでは、日本語や日本に予備知識が無い外国人が、日本人に質問する際にも通じやすい発音を基本として、山や川など自然な地形を表す名前を、そのまま英語に置き換える方式を基本としている。


 これによって「筑波山」は「Mt.Tsukuba」に、「利根川」は「Tone River」、「サロマ湖」は「Lake Saroma」と表記されるようになる。


 しかし、「月山」や「荒川」などの地名については、地形を表す部分を英単語に置き換えても、日本人には通じないことから「Mt.Gassan」「Arakawa River」のように本来の地名を活かした特別ルールを設けている。


 例えば、「安家森(あっかもり)」は「Mt.Akkamori」、「霞ヶ浦」は「Lake Kasumigaura」、「湯川(ゆのかわ)」は「Yunokawa River」、「潮岬」は「Cape Shionomisaki」という具合だ。


 一方、検討会は外国人が訪れる病院や交番、観光案内所など18種類の施設についても、視認性が高い同一記号の必要性を指摘。浅草寺周辺の外国人観光客や留学生、大使館員など92カ国1000人以上に意見を聞いて、検討結果をとりまとめたイメージを発表した。


 国土地理院では今年3月末までに画像データを公開し、誰でも自由に無料で利用できるシステムを構築する予定だ。

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