歴史

防災歳時記 5月14日 信楽高原鉄道列車衝突事故

 今から22年前、バブルがはじけた1991年の今日5月14日に、わが国の鉄道史に残る大惨事、信楽高原鉄道列車衝突事故が発生した。

 

 事故は5月14日午前10時35分に起きた。信楽発貴生川行きの上り普通列車と京都発信楽行きのJR西日本直通下り臨時快速列車「世界陶芸祭しがらき号」が正面衝突。42人死亡、614人重軽傷。

 

折しも信楽町では「世界陶芸セラミックワールドしがらき'91」というイベントが開かれていたため、衝突した臨時快速列車は乗客が超満員だったことが被害を大きくした。

 

 信号無視と装置の誤作動が事故原因ということだが、一方がJR西日本が乗り入れした直通列車だったことから、一時期、鉄道会社間の相互乗り入れによる直通運転熱は冷めていた。

 

 しかし、あの事故から20年余り経った現在、特に首都圏の鉄道の相互乗り入れ直通運転化は目を見張るものがある。

 

 3月には、東武・西武・東京メトロ・東急・みなとみらい線が相互直通運転を開始した。埼玉県の先から東京を経由して神奈川県の先の方まで一気に行ける。当時より鉄道の運行システムもはるかに進歩して、安全性も格段に向上したのだろう。

 

 しかし、最近気になる事がある。たまに駅で列車ダイヤが乱れている時に、その原因が遥か遠くの駅での人身事故だったりすること。

 

なんで?と一瞬思うが、「ああそうか、相互直通運転だったんだ」と思い出す。鉄道もネットワークが相互につながり合い巨大化すると、一つのトラブルが広範囲に影響する。

 

 将来は都営バスや都営地下鉄の24時間化も構想されているらしい。便利だ。これで終電を心配せずに飲める。

 

 いや、万が一、夜中に地下鉄が事故で止まったら、家に帰れるのか?深夜に十分な振替輸送が可能なほど都営バスの路線ってあったっけ?

 

 今年も信楽高原鉄道では、しめやかに23回目の慰霊祭がとりおこなわれる。

 

 

 あなたにオススメの記事