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世界120カ国の防犯カメラ映像が大流出 ロシアのサイトがネット中継していた!

 道路やオフィス、店舗など、日本を含む120カ国以上のあらゆる地域や場所に設置されている防犯カメラや監視カメラの映像をリアルタイムでのぞくことができるロシアのウェブサイトの存在が明らかになった。このうち日本は6000近い監視カメラの映像が無断で流され続けており、犯罪への利用やプライバシーの侵害にあたるとして対策が急がれている。

 

 世界各国の防犯カメラ映像を無断で流しているのは、ロシアのウェブサイト「insecam」。22日現在、米国の約7400カ所をはじめ、ロシアやフランス、ドイツなどの先進国から、マリアナ諸島の小さな島国まで120カ国以上のカメラ映像を流し続けている。


 日本は米国に次ぐ約5800カ所で、対象は空港の駐機場をはじめ、飲食店からスポーツ競技場、病院やプール、倉庫内などあらゆる場所を網羅している。パスワード入力や登録もいらず、リアルタイムの映像が誰でも気軽に見られる無法地帯が続く。


 使われている防犯カメラは日本のパナソニック製やソニー製の機材が多く、「insecam」のサイト管理人によると、これらの映像は、ハッキングされて盗まれたものではなく、カメラ設置時に最初から組み込まれた初期のパスワードをそのまま使っているカメラに侵入しているという。


 管理人は「初期のパスワードはネット上で簡単に調べられる。パスワード変更の重要性を啓蒙するためにサイトを運営している」として活動を正当化するとともに、「メールで申し入れがあれば、ただちにサイト上からカメラ画像を削除する」と説明している。


 政府の「内閣サイバーセキュリティーセンター」のトップを務める菅義偉官房長官は22日午前の会見で、この問題に触れ、適切なパスワード管理の必要性を訴えた。

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