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大阪府では緊急事態宣言 風疹患者数が全国で約6千人

 大阪府は13日、府内で流行中の風疹患者数が3週連続で全国ワースト1を記録したことなどを受け、「風しん流行緊急事態」を宣言し、今後、対策を強化していくこととした。

 

 5月5日までに報告された府内での患者数は951人と昨年同期比の約30倍。直近の3週では全国トップの感染数となっていた。また、妊婦が感染すると、出生児が白内障や先天性心疾患などの障害を負う可能性のある「先天性風疹症候群」の報告例も昨年から2件あり、深刻な状況が続いている。

 

 そこで大阪府では「風しん流行緊急事態」を宣言し、予防接種の半額を助成する措置を決定。5月13日から9月30日までの期間中、妊娠を希望する女性や、妊娠している女性の配偶者は半額で予防接種を受けられることとした。

 

 なお、14日に国立感染症研究所から発表されたデータによると、今年1月1週から5月1週までに報告された患者数は全国で5964人と、前回の調査から366人増えている。643人増えた前週の記録と比べると大幅に改善しているが、例年から見れば依然として数値は高止まりしている。

 

 これまでの累計患者数は東京の1901人がトップ。以降、大阪の951人、神奈川の810人、兵庫(444人)、千葉(394人)、埼玉(325)と続き、人口密度の高い地域での被害数が高いことが読み取れる。

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