地震

新島に30m超の巨大津波 南海トラフ地震の東京都想定被害

 東京都は14日、M9.0クラスの南海トラフ地震が起きたときに東京都が受ける想定被害を独自に分析し、これを発表した。

 

 都の発表によると、最も被害の大きな南海トラフ地震を想定した場合、伊豆諸島や小笠原諸島で1987人の死者・行方不明者が発生。その多くは津波によるもので、とりわけ最大30.16mの高さとなる新島では1313人の被害が想定されている。

 

 伊豆諸島の津波高では他にも神津島28.43mと式根島28.15m、小笠原諸島では父島18.52mや母島15.91mなど。建物の全壊数も1454棟に達し、そのうち津波によるものが9割を占めるという。震度については5強が最大。

 

 一方、23区や多摩地区については人的被害を0と想定。震度はごく一部で6弱が出るとのことだが、多くは震度5強以下におさまる。津波の高さも最大2.48m(江東区)で、現在設置されている堤防よりも低い。

 

 そのため、防災・減災対策については、首都直下型を想定しておくことが南海トラフへの備えも兼ねるというが、高層ビルなどで揺れが大きくなる長周期地震動については、東日本大震災よりも最大で2倍以上の大きさ、継続時間10分以上になる恐れも想定されているため、より一層の警戒が必要となりそうだ。

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