原子力

大飯原発 火山噴火や航空機落下「影響ない」 関電が追加評価提出

   国内で唯一稼働している大飯原発(福井県おおい町)3、4号機について、関西電力は16日、火山の噴火や航空機落下などによる外部火災が起きても、原子炉に影響は及ばないとする追加の報告書を原子力規制委員会に提出した。


   原発の安全性を巡っては、7月に施行される新たな規制基準への適合が稼働の前提となるが、大飯原発の2基はすでに運転しているため、規制委が新基準に照らして安全性を確認している。


   今回、関電は追加で、原発から半径160キロ以内にある火山の影響について検討。約120キロ離れた白山(石川、岐阜県)は噴火による火砕流の発生を否定できないとしたうえで、過去の噴火で火砕流が原発敷地内に達していないことから、「最大規模の火砕流が発生しても、影響は十分に低い」と評価した。


   火山灰についても、施設に積雪対策を施しているため、予想される最大20センチの堆積があっても十分重さに耐えられるとし、原子炉を停止する設備は火山灰が内部に入り込みにくい構造で、「機能に影響は及ばない」としている。


   また、外部火災に関しては、航空機が原子炉から120メートルの地点に落下しても、原子炉建屋の壁は火災による温度上昇に耐えられると分析。森林と原子炉が16メートル以上離れているため、森林火災が起こった場合も影響はないと説明している。

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