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「マスクで美人度は上がる?下がる?」北大が132人の写真で測定

 インフルエンザの流行や花粉症シーズンへの本格的な突入を受けて、巷にはマスク姿があふれている。北海道大学などの研究チームは、マスクの着用で見た目の魅力がどのように変わるか、男女132人の顔写真を見せて数値化する実験を行った。

 

 風邪や花粉症対策といった予防機能に加えて、最近では口元を隠すことで他者との会話を避けたがる「マスク依存症」の若者たちも増えているというが、北大の河原純一郎特任准教授と中京大学の宮崎由樹助教のチームは、マスク姿の男女の画像で魅力を測定する実験を行った。

 

 実験では白いマスクをした20~30歳までの男女66人ずつ計132人の顔写真を、18歳以上の男女210人の評価者に見せて、外見的魅力や健康さを1~100点まで採点。その結果、顔写真と採点者の性別にかかわらず、マスクをつけた方が無しより外見的な魅力が低く評価されることが分かった。また、もともと魅力の高い人ほどマスクをすることで魅力が大きく低下することも明らかに成った。

 

 研究チームは「マスクをすることで、健康さが下がり、ネガティブな印象が生まれるうえ、“肌が綺麗”などのような、その人個人の魅力が隠されることで印象が悪くなるのではないか」と指摘。一方で「傷やニキビなどがある場合は、マスクで隠されて魅力が増す可能性もある」と分析している。

 

 歯科医など常にマスク姿の職業にフェティシズムを感じる人も少なくないが、この研究結果を見る限り、ビジネスなど印象が重要視される場面では、マスクの着用には慎重になった方が良さそうだ。

 

 なおこの研究成果は、日本心理学会が発行する国際誌「Japanese Psychological Research」に今年7月掲載される予定だ。

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