気象
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フィジー直撃のスーパーサイクロン NASAの衛星は見ていた…

 南太平洋の島国フィジーに壊滅的な被害をもたらしたサイクロン「ウィンストン」について、米航空宇宙局(NASA)は22日、猛烈に発達した熱帯低気圧の実態を捉えた衛星画像を公表した。

 

 サイクロン「ウィンストン」は20日、急速に発達しながらフィジーの東部に接近。同午後6時には、フィジー気象センターによると、最大瞬間風速が98メートルを記録し、1時間あたり最大で169ミリ以上の大雨を降らせたという。

 

 ウィンストンは、最大勢力カテゴリー5を維持しながら、フィジー東部から西部を通過し、各地に甚大な被害をもたらした。

 

 NASAが公表したこの写真は、サイクロンがフィジーを通り過ぎて、西のバヌアツに接近中の22日夕方に地球観測衛星アクアがとらえたものだが、フィジー直撃後も勢力を維持していたのがよくわかる。

 

 フィジー政府の最新の発表によると、現在も低地では河川の水位が6メートルを超えていて、川沿いを中心に洪水や浸水被害が続いている。またこれまでに少なくとも21人の死亡が確認されているほか、行方不明やケガ人も多く、8100人以上が避難所で過ごしている。

 

 NASAの観測によるとウィンストンは、その後勢力を弱め、現在はニューカレドニア島の南の海上に位置している。