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2年ごしのスーパー・エルニーニョ「弱まりつつある」夏には平常へ

 太平洋の赤道周辺から南米にかけて海水温が平年よりも高い状態が続く「エルニーニョ現象」。2014年夏の発生以来、昨年末には「スーパー級」に発達したが、気象庁は10日、「2月の海水温は依然として高いものの、今後は弱まって、夏には平常の状態になる可能性が高い」と分析結果を示した。

 

 エルニーニョは、赤道周辺から南米ペルー沖にかけての海水温が平年より0.5℃以上高い状態が続く現象で、昨年12月には基準値を3℃上回ってピークを迎えた。

 

 気象庁によると2月の海水温は、1月に比べると0.7℃低くなったが、基準値+2℃と依然としてかなり高い数値を記録した。

 

 気象庁の地球環境・海洋部によると「海洋の対流活動を分析すると、エルニーニョ現象は弱まりつつある」として、夏以降は基準値に近づいて非常の状態になる可能性が高いと発表した。

 

 また今シーズンは北半球の各地でエルニーニョ現象特有の天候の特徴が見られ、日本では全国的に寒気の南下が弱まり、暖かく湿った空気が流れ込みやすく、高温・多雨となった。