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岐阜大学「卒業式では君が代を歌わない」森脇学長が正式表明

 岐阜大学の森脇久隆学長は15日の会見で「卒業式と入学式では君が代を斉唱せず、国旗の掲揚もしない」と発表した。学習指導要領では、小中高における国歌斉唱と国旗掲揚を推奨しているが、大学については憲法で「大学の自治」が認められている。

 

 日本国憲法では第23条の学問の自由で、大学の自治が保障されている。

 

 菅義偉官房長官は15日午後の会見で、岐阜大学の決定について「文部科学省の学習指導要領では国歌を斉唱し、国旗を掲揚することで、これらを尊重する態度を育てるよう、小中高校に指導しているが、大学には学習指導要領に相当するものがない」と述べて、各大学の判断に任せるとコメントした。

 

 しかし、馳浩文科相は岐阜大学が示した方針について先月、「運営交付金が投入されているのに恥ずかしい」と批判する発言をしている。

 

 この問題について憲法学者96人のグループは14日、東京都内で会見を開いて「事実上の強制力を有する発言で、憲法23条の趣旨に違反している」と抗議声明を出し、発言の撤回を求めている。