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集団感染の脅威 夏季のO-157等に警戒を 国立感染症研究所

 感染力が強く、発症すると死にも至るO-157などの「腸管出血性大腸菌」が猛威を奮う夏季を控え、国立感染症研究所では21日に過去の傾向や本年度の発生動向を公開し、広く注意を呼びかけている。

 

 腸管出血性大腸菌は、感染すると激しい下痢や嘔吐を引き起こし、国内では毎年のようにO-157やO-26、O-103などを中心に確認されている。昨年も3768人の保有例(うち2362人が発症)が報告され、愛媛と徳島を除く45都道府県に拡散。多数の集団感染なども引き起こした。

 

 とりわけO-157の事例は多く、昨年も6例の集団感染を確認。たとえば8月には、札幌で販売された白菜の漬物で169人が感染。うち127人が入院し、8名が死亡している。この事件を契機に厚生労働省では漬物の衛生規範を改正した。

 

 今年は5/12までに253人の腸管出血性大腸菌報告例があり、昨年同時期の264人とほぼ同じペース。夏季に患者が急増し、2012年度も最終的には3768人へと増えているので、今年もこれからの季節には十分注意を払う必要がある。

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