医療技術

マダニから国内初のSFTSウイルス検出 山口の女性患者

 厚生労働省によると、マダニが媒介するとされているウイルス性感染症「重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」について、国内で初めて検体のマダニからSFTSウイルスが検出された。

 

 これは4月上旬にSFTSを発症した山口県の60代の女性の体にいたタカサゴキララマダニから検出されたもので、このマダニが女性患者にウイルスを媒介したのか、ウイルスを体内に保持していた女性患者の血液を吸ったことで、マダニからウイルスが検出されたのかは現在のところ不明。

 

 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、発症すると嘔吐や下痢、高熱のほか、血小板や白血球が減少する症状を引き起こし、国内ではSFTSと疑われる症状で2005年から現在までに8人の患者が死亡している。

 

 SFTSは、2009年ごろから中国で集団感染などが発生していたが、国内で初めての確定感染例が報告されたのは今年1月になってから。

 

 これまでの調査の結果、中国で発生しているSFTSと国内で発生しているSFTSでは遺伝子的に異なる部分が多いことから、国内で発症しているSFTSは中国から伝播したのではなく、もともと存在していたが、最近になってSFTSとして認識されてきたと見られている。

 

 これまでの発症例を見ても、4月〜11月に発生が偏っており、これから夏に向けて注意が必要。

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