環境

水深7200mの日本海溝に微量のセシウム

 海洋研究開発機構(JAMSTEC)などが震災から4ヶ月後の2011年7月に行なった調査で、東日本大震災の震源から約110キロ離れた日本海溝の海底(水深7261メートル)で福島第一原発事故に由来すると見られる、微量の放射性セシウム134が検出されたと発表した。

 

 日本海溝で検出されたセシウム134の濃度は1グラムあたり0.02ベクレルと微量だが、JAMSTEC によると、震災後の3月下旬から4月上旬にかけて、衛星リモートセンシングにより日本海溝周辺で植物プランクトンの大発生が確認されていることから、セシウム134はマリンスノー(植物プランクトンの死骸など)に吸着し、海底に沈降したことが考えられるとしている。

 

 同報告は、英科学誌ネイチャーのオンラインジャーナル「サイエンティフィック・リポーツ」に掲載されている。

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