歴史

防災歳時記6月5日今夏は史上最高気温NASA予測

 今から10年前の2003年の今日6月5日。パキスタンを熱波が襲い26人が死亡した。その気温はなんと51℃。日本の観測史上最高気温が、2007年8月16日に埼玉県熊谷市で記録された40.9℃だから、想像しても恐ろしいばかりの高温だ。

 

 パキスタンはその後2010年5月26日には53.5℃という、さらに凄まじい熱波に襲われている。

 

 2010年は、世界的に異常気象の年だった。パキスタンでは熱波だけでなく、ピーク時には国土の3分の1が浸水するという大洪水にも見舞われたが、日本も観測史上最も暑い夏だった。

 

 さて、今年1月にNASAゴダード宇宙研究所のジェームズ・ハンセン所長は、2013年の世界の平均気温が2010年の過去最高記録を更新する可能性が高いと語った。

 

 「放出されるエネルギーより海に入るエネルギーの方が高くなり、海洋が暖まっている。」

 

 彼によれば、地球はバランスを失っており、今後10年間がこれまでの10年間より暖かくなることを確信を持って予測できるとしている。

 今年はエルニーニョ現象もラニーニャ現象も起きておらず、太陽の黒点活動も活発だが、気象庁の予測によると、太平洋高気圧の勢力が強まり、今年の夏は平年並みまたは平年より気温が高いとのこと。

 

 最近、英科学誌ネイチャーのジオサイエンスに掲載された研究によれば、2005年から2011年の6年間に海面が上昇した原因の75%はグリーンランドと南極氷床、山脈氷河の氷が溶けたためだとのこと。

 

 地球温暖化の原因と言えば「大気中の二酸化炭素による温室効果」だが、ハワイの観測所に続き、日本国内のすべての観測所でCO2濃度(月平均)が400PPMを超えている。これは観測史上最高値。

 

 国内の原発が停止し、火力発電への依存度が高まっている昨今、原子力のリスクと地球温暖化進行のはざまで、わが国は今年も悩ましい猛暑となるのか。

 

 

 

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