軍事

NPT参加5核保有国 中国のみが核兵器増加

 ストックホルム国際平和研究所は3日、核拡散防止条約(NPT)参加の5つの核保有国のうち、中国だけが前年度(2012年度)より核兵器が増加しているなどとした2013年度の年報を発表した。

 

 この報告によると、NPT参加の核兵器保有国5カ国(米、英、仏、露、中国)のうち、中国を除く4カ国では前年度より核兵器量が減っているが、中国のみが前年度より増加している。

 

 また、NPTに参加していない核兵器保有国で見ると、イスラエルは保有量に変化がないが、インドとパキスタンでは増加傾向にある。

 

 この報告について、菅義偉官房長官は4日午前の記者会見で、「中国が核保有数について増加させているという動きについて、政府として注視している。わが国としては、中国を含むすべての核兵器保有国に対して、核軍縮の取り組み、さらに透明性の向上などを強く求めているところであるし、引き続き『核のない世界』へ向けて、努力していきたい」と述べている。

 

 日本は先日インドとの共同声明で、日印原子力協定の早期締結に向けて交渉を加速化させるとの合意をしているが、核兵器保有量を増加しているインドの動向は、日本が輸出する原発の平和利用を担保する上で、懸念材料になるとも見られる。

 あなたにオススメの記事