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MERSウイルス サウジ国内で感染域拡大の危険性 

 世界保健機関(WHO)によると、中東諸国で流行している新型コロナウイルス=MERS(中東呼吸器症候群コロナウイルス)について、5日サウジアラビア保健省から、新たに1人の感染例を確認したとの報告があった。

 

 患者は14歳の少女で先月29日に発症した。5月29日に報告された5人の患者に加え、この少女のケースもサウジ国内で最初に感染が発生した医療施設のあるアル・アシャではなくサウジ東部であることから、サウジ国内でMERS感染エリアが広がっている可能性がさらに高まっている。

 

 これで、2012年9月から現在までに、MERS感染症の確定患者は合計54人、うち30人が死亡している。

 

 これまでにMERS感染症の発生源として確定感染例が報告されている国は、ヨルダン、クエート、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)の4カ国。

 

 また、フランス、ドイツ、イタリア、チュニジア、イギリスの5カ国での確定感染例は、発生源の4カ国でMERSの治療にあたった医療関係者、もしくは旅行後に発症した患者によりもたらされている。

 

 ただしチュニジアとイギリスでは、患者との濃厚接触により中東渡航歴がない人の発症例も確認されている。 

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