防災知識

被災ペットの同行避難体制整備を 環境省が指針素案まとめ

   環境省は、災害時にペットと飼い主が一緒に避難できる体制の整備を盛り込んだ動物愛護管理基本指針の改正素案をまとめ、環境中央審議会の動物愛護部会に示した。ペットが行方不明になった場合に備え、個体を識別できるマイクロチップの普及促進も目指している。


   素案では、被災ペットの保護などに関し、東日本大震災の際は自治体や獣医師会、動物愛護団体の連携が「十分でない事例がみられた」と分析。動物愛護管理推進計画だけでなく地域防災計画でも、同行避難や避難所でのペットの管理などを盛り込み、普段から地域ごとの協力体制を整備しておくよう促している。


   また、ペットの個体識別の実施率は、2010年度の調査で犬は約36%、猫は約20%にとどまると指摘。迷子や、災害時に離れ離れになることも想定し、マイクロチップの普及を促進することや、装着の義務化検討も明記した。


   素案では、自治体が飼い主から引き取る犬や猫の数を2023年度までに年間10万匹とし、2011年度の約22万匹から半減させる目標も盛り込んでいる。

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