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風疹患者8507人 大阪は前週より感染数1.7倍増

 国立感染症研究所が11日にまとめた最新の感染症動向調査によると、5月20日から26日までの1週間で新たな風疹患者の増加は673例にのぼり、今年に入ってからの累積の患者数は8507人となった。

 

 通常だとこの時期には発症ペースが下火になる風疹だが、前週(5月13日〜19日)が571例、前々習(5月6日〜12日)が587例だったのに対し、最新週(5月20日〜26日)は673例と、初夏を迎えても逆に発症ペースが増加している。

 

 同調査によると、風疹患者の増加数が多かった地域は、大阪府の163例、東京都の93例、兵庫県の72例などと前週と傾向は変わらないが、「不動のワースト1」となっている大阪府は、前週の98例から一挙に1.7倍近くも感染者が増えている。

 

 ちなみに大阪府内における今年に入ってからの累積風疹患者数は5月21日時点で1311例となっており、全国の患者数の約15%にのぼっている。

 

 大阪府では、風しん流行緊急事態宣言」を発令し、すでに42の自治体で「大人への集団無料接種」など風疹ワクチンの予防接種について何らかの助成を行っているが、ワースト1の状況は相変わらず。

 

 風疹については、免疫のない女性が妊娠初期に感染することで胎児も風疹ウイルスに感染し、先天性の心疾患、難聴、白内障などの障害を引き起こす先天性風疹症候群(CRS)の危険性があることから、国立感染症研究所などでは、近い将来 妊娠する可能性のある女性に風疹ワクチンの接種による予防を呼びかけている。

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