軍事

米「シリア政権側は一線を超えた」情報機関がサリン使用を確認

 米ホワイトハウスのローズ大統領副補佐官は13日、シリアのアサド政権が反体制派に対してサリンなどの化学兵器を使用したことを情報機関の分析により確認したと明言した。

 

 ローズ副補佐官によれば、米情報機関の分析結果として、アサド政権は昨年、サリンを含む化学兵器を反体制派に対して複数回使用し、100人から150人が死亡したとのこと。

 

 さらにローズ副補佐官は、「これは9万人以上とも言われるシリア内戦での犠牲者数からすれば、小さな数字かもしれないが、化学兵器の使用は、この数十年間国際社会に存続し続けてきたレッド・ライン(超えてはならない一線)を明らかに超えたもの」とし、「オバマ大統領も反体制派の最高軍事評議会への武器供与を承認した」と反体制派への支援を一層強化する方針を明らかにした。

 

 シリア内戦の戦闘状況については、アサド政権側が反転攻勢して反体制派に対して優勢になりつつあることから、今回の発表は米国が早急に反体制派への武器供与するための布石との見方もある。

 

 この問題について菅義偉官房長官は14日午前の記者会見で、「いかなる状況であっても、その兵器(サリン)の使用というのは絶対認められないこと。(反体制派に対する)人道支援というのは、しっかり行なっていきたい」と述べた。

 

 シリア反体制派への支援について、日本政府は11日に保健分野などに限って行なう方針を発表している。

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