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MERSウイルス サウジで4人死亡 首都まで感染拡大

 世界保健機関(WHO)によると、中東諸国で流行している新型コロナウイルス=MERS(中東呼吸器症候群コロナウイルス)について、17日サウジアラビア保健省から、新たに3人の感染例を確認し、以前に確認された感染者4人が死亡したとの報告があった。

 

 新たな感染例は、サウジ東部地域で確認された42歳の男性、首都リヤドで確認された63歳の女性、ジェッダで確認された2歳の子どもの3人。

 

 今回の感染例は、紅海沿岸に位置する西部の都市ジェッダから中部に位置する人口470万人の首都リヤド、そして東部地域と発症地域が離れており、サウジ国内全域にMERSウイルス感染地域が広がっていることを示唆している。

 

 また、以前に確認された感染者4人の死亡により、2012年9月から現在までのMERS感染症の確定患者は合計64人、うち38人が死亡したことになる。

 

 これまでにMERS感染症の発生源として確定感染例が報告されている国は、ヨルダン、クエート、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)の4カ国。
 
 また、フランス、ドイツ、イタリア、チュニジア、イギリスの5カ国での確定感染例は、発生源の4カ国でMERSの治療にあたった医療関係者、もしくは旅行後に発症した患者によりもたらされている。
 
 ただしチュニジアとイギリスでは、患者との濃厚接触により中東渡航歴がない人の発症例も確認されている。

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