経済

G8首脳宣言 アベノミクスに一定の評価

 英国の北アイルランド・ロックアーンで開かれている主要8カ国首脳会談は18日未明(日本時間)に1日目の議論を終え、各国が内需振興と財政健全化のバランスをとることなどで合意するとともに、安倍政権の「アベノミクス」について一定の評価などを盛り込んだ世界経済に関する首脳宣言を発表した。

 

 同宣言では、「成長及び雇用の促進が最優先事項」に掲げている一方で、経済政策が景気刺激策に偏らず、中期的な財政健全化とバランスを取ることの必要性を強調している。

 

 また、世界経済の見通しについては、引き続き弱いままではあるが、「米国、ユーロ圏及び日本においてとられた重要な政策措置」などにより下方リスクが減少し、結果ほとんどの金融市場で著しい改善が見られるとの認識を示している。

 

 さらに同宣言では日本の状況について、「日本の成長は、短期的な財政刺激策,大胆な金融政策及び最近発表された民間投資を喚起する戦略により支えられる」と分析し、アベノミクスが短期的な効果を生んでいると評価している。

 

 しかし一方で、「日本は、信頼できる中期的な財政計画を定めるという課題に応える必要がある」と、現在の財政政策があくまで「短期的」なものと指摘し、巨額の財政赤字を抱える日本に対し、増税など適切な措置をとることで「財政健全化」を図るべく促している。

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