宇宙

木星の衛星エウロパ 地表から水噴出か?地球外生命体の可能性高まる

 

 米航空宇宙局(NASA)は26日、木星の衛星エウロパの地表から、200キロ上空に立ち上る水蒸気をハッブル宇宙望遠鏡がとらえたと発表した。

 

 直径が月よりやや小さなエウロパは、表面を厚さ3キロ以上の氷で覆われ、潮の満ち引きによって、ところどころに引っかき傷のような裂け目が走っている。

 

 NASAによると、2012年米テキサス州のサウスウェスト研究所のチームが、エウロパの南極から上空160キロほどに達する間欠泉のような水蒸気を発見。

 

 これとは別に、メリーランド州にある宇宙望遠鏡科学研究所のチームが、大気構造を調べようと、エウロパが地球と木星の間を通過した際の紫外線画像を15カ月間にわたって分析した結果、10回のうち3回で、高さ200キロに達する間欠泉のような噴出を確認したという。

 

 NASAによると、エウロパには地球のおよそ2倍の広大な海があると考えられているが、表面を覆う分厚い氷の層によって、海水の成分などは未だ明らかにされていない。

 

 しかし、今回、異なる二つの研究チームが間欠泉の存在を突き止めたことで、海の解明や地球外生命体が存在する可能性が高まってきた。

 

 2018年には、ハッブル宇宙望遠鏡の後継機として、赤外線観測用宇宙望遠鏡の打ち上げが予定されているほか、2020年代にはエウロパに無人探査機を送って、大気や水蒸気を直接観測する計画がある。

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