感染症

千葉・松戸でもはしかが局地的流行 関空とは別ウイルス 感染源は不明

 千葉県松戸市ではこの夏、はしかの集団感染があった。流行はほぼ終息に向かっているが、国立感染症研究所によると関西国際空港で同時期に発生した集団感染とはウイルスの遺伝子型が異なるという。

 

 松戸保健所によると、今年7月26日以降、松戸市内を中心にはしかの感染報告が相次ぎ、患者数は16人に達した。このうち一人目の患者は発症から診断までに時間がかかり、感染が確定した際にはすでに家族内で二人目が発症していたという。最初に発症した患者には渡航歴がなく、県の衛生研究所では感染経路を特定できていない。

 

 その後、患者の接触相手を中心に感染が相次ぎ、8月24日以降新しい患者は報告されていないことから、松戸保健所は1カ月過ぎた9月24日に流行の終息を報告。

 

 松戸のケースとほぼ同時期の7月半ば以降、関西国際空港に勤務する従業員33人を中心に、従業員と接触した医療従事者や救急隊員、空港利用者などの間でも感染が確認されている。

 

 今年はしかに感染した国内の患者138人の内訳を見ると、当初はインドネシアやタイなど渡航先で感染したと推測されるケースが目立ったが、夏以降は国内感染が急増。このうち、関西空港のケースでは、ウイルスの遺伝子型がH1だったのに対し、松戸はD8であることが判明している。

 

 国立感染症研究所によると、患者は年齢が30歳以下の、ワクチンの予防接種歴が不明だったり、0〜1回の若い世代が半数を占めている。はしかは一般的に、毎年春から初夏にかけて流行するが、今年は10月に入ってからも全国的に暖かい日が続いており、流行時期が過ぎても、引き続き注意が必要だ。

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