健康問題
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缶コーヒー 飲んだ後の「脳波」をリアルタイム測定 その効果は?

 通勤前や「食後の一杯」に、コンビニやチェーン店でコーヒーを買い求める人も多いなか、もっぱら男性に人気が高いのが缶コーヒー。慶應義塾大学の研究グループが、缶コーヒーを飲んでいるときの気持ちの変化を、脳波解析技術を使って数値化することに世界で初めて成功し、「ストレスが低下する効果」があることを突き止めた。

 

 慶應大の満倉靖恵准教授らのグループは、手足やのど、舌の筋肉が徐々に動かなくなる「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」患者のためのコミュニケーション手段として、脳波を測定することで「Yes/No」や「好き/嫌い」「興味」「集中」などの気持ちをリアルタイムで把握する「感性アナライザ」という技術を開発。

 

 この装置を応用して、週に1本以上缶コーヒーを飲む30〜60歳の一般男性約100人を対象に缶コーヒーを飲用した前後に脳波がどう変化するかを調べた。

 

 実験では、市販されているブレンド缶コーヒー3種類と苦味を持つタイプのブレンド缶コーヒーの計4種類を、商品名を隠して温めた状態で飲んでもらった。その結果、4種類すべてで、飲む前に感じていたストレスが1割前後低減したことが裏付けられた。

 

 調査対象となった缶コーヒーは、商品によってストレス低下の割合に差があり、最も効果があったのは、「抗酸化高低温二段抽出」という特許製法で淹れられた苦味のあるタイプだった。

 

 満倉准教授は、「子供から大人まで幅広く生活に密着している飲み物や食べ物は、感性との関わりが深い。今回、焦点を当てた缶コーヒーが、ストレス社会における一つの解決策として機能している可能性があることが科学的に証明できた」と話している。

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