原子力

もんじゅ点検漏れ問題 新たに2100件の未点検見つかる

 約1万件の点検漏れが見つかり、運転再開に向けた準備を停止するよう命令を受けた高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)について、日本原子力研究開発機構は21日、新たに約2100件の機器が未点検だったと発表した。


 もんじゅを巡っては、原子力規制委員会が同機構に対し、「安全文化の劣化」と強く批判。5月末、運転再開にむけての準備となる「使用前検査」を進めることを禁じる措置命令を出し、事実上の“運転再開禁止”状態となっている。


 今回は、昨年11月の問題発覚後、今年3月末までに点検済みとしていた約8000件の機器のうち、約1800件で実際には点検が行われていなかったことが新たに発覚。3月までの点検期限を延長したものも約300件あった。未点検状態の機器には、制御棒の動きを確認する設備などが含まれるという。


 未点検の機器について、同機構は「原子炉停止中には機能が要求されておらず、プラントの安全性に影響はない」と説明。点検は当初の予定の来年1月から、今年9月末までに前倒しして完了させるとしている。

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