原子力

大飯原発運転継続へ 規制委評価会合が関電の改善策認める

   原子力規制委員会は24日、国内で唯一稼働している関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)についての評価会合を開いた。前回の会合で指摘した改善点に関電側から回答が示され、改めて7月に施行される新規制基準に照らして「安全上重大な問題は生じない」とする報告書案を大筋で了承した。


   会合で関電は、今月15日の現地調査を経て、新基準に対応するために改善すべきとされた点について回答。津波監視カメラと潮位計の設置、事故発生時の拠点となる「緊急時対策所」のテレビの大型化などの追加対策について、6月末までに完了させると説明した。


   これに対し、会合で異論は出ず、前回示した「直ちに安全上重大な問題が生じるものではない」と判断する報告書案はほぼ了承された。規制委は関電の対策を確認し、近く開かれる定例会で7月8日の新基準施行以降も、大飯原発の運転継続を認める見通しだ。


   ただし、今回の評価は新基準を厳格に適用したものではなく、報告書案では地下構造の三次元的な解析、耐火壁や自動消火設備といった火災対策の強化など、新基準施行後の課題も指摘している。

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