健康問題

「リウマチ」の薬で失った髪が生えた!ブラジルで66人が実験

 

 原因不明の全身(汎発性)脱毛症にかかった66人の患者に関節リウマチの治療薬を投与したところ、重い副作用なく、半数の人で髪の毛や体毛が再び生え始めたと、ブラジルの研究機関が15日に発表した。

 

 この研究は、サンパウロにあるアルバート・アインシュタイン病院の研究グループが、内科の専門誌で発表したもの。

 

 グループは全身性の円形脱毛症で、体毛を失った毛が患者66人を対象に、米国の製薬会社ファイザー社が開発した関節リウマチ治療薬「トファシニチブ(製品名ゼルヤンツ)」を3カ月間投与した。

 

 その後、9カ月間にわたって患者の変化を追跡調査した結果、半数近くの人で眉毛や脇毛などの体毛が生え始め、残る3分の1の患者では、頭皮の面積の半分以上で髪の毛が成長したという。

 

 実験を受けた66人の患者で深刻な副作用は見られなかったというが、免疫機能を抑制する「トファシニチブ」は、肺炎や敗血症、血液中のリンパ球やヘモグロビンの減少、肝機能障害などさまざまな副作用があることで知られている。

 

 このため研究グループは、「今回の実験結果によってすぐさま脱毛症の治療薬になることはありえないが、今後、トファシニチブが毛の再生にどのように影響するかを調べることで新たな治療法の開発に結びつく可能性がある」と話している。

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