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初夢は宇宙旅行?H.I.S.とANA「2023年宇宙の旅」目指す

 スタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』(1968年)から遅れること22年、いよいよ人類が宇宙旅行への切符を手にする時代がやってくる…。

 

 旅行会社H.I.S.と航空大手ANAホールディングスは、民間宇宙開発会社PDエアロスペースと共同で、2023年12月に宇宙旅行の商業運航開始を目指す。

 

 PDエアロスペース社は、2007年に設立した名古屋市のベンチャー会社で、1度の打ち上げで使い捨てるロケットと異なり、航空機のように繰り返し離発着でき、ジェットエンジンとロケットエンジンを切り替えることができる世界初のエンジンを搭載した宇宙機の開発を進めている。

 

 H.I.S.とANAの2社は計5040万円を出資するとともに、H.I.S.は宇宙旅行や輸送サービスの販売企画、ANAは訓練や整備面など宇宙機の運用をサポートする。

 

 PD社によると、宇宙機の機体は全長14.8メートル、幅13.6メートルの小型飛行機の形をしていて、パイロットを含む7人乗り。

 

 民間空港から離陸してジェットで飛行し、高度15キロに達すると、エンジンをロケット燃焼モードに切り替え、放物線を描くように高度100キロへ到達。エンジンを停止し、無重力状態を5分間体験したのちは、再び大気圏へ再突入し、空港へ着陸する計画だ。

 

 同社は、すでに無人デモ機の飛行試験をスタートさせており、そこで得たノウハウを有人機に生かしながら、欧米の競合他社の半分近い1人1400万円程度の輸送コストを想定している。

 

 米国では民間ベンチャー「ムーン・エクスプレス社」が来年、商業用宇宙船を打ち上げて、月旅行を実施する計画に着手すると発表したばかり(既報)。映画で夢見た未来は、すぐそこまで近づいている。

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