防災知識

竜巻予測 的中率3%→14%へ あす15日から精度アップ

 

 気象庁はあす15日から、竜巻注意情報を天気予報と同じように、地域を絞り込んで発表するシステムに移行する。この改善によって、予測精度は従来の約3%から14%にアップすると期待されている。

 

 規模が小さく突発的に発生する竜巻は、レーダーなどの観測機器で直接実態を捉えることが難しい。気象庁は従来、積乱雲の発達状況を10キロ四方の単位で解析し、発生確度が高くなった場合に、県ごとに「竜巻注意情報」を発表していた。

 

 しかし、県全域を対象とした現行のシステムでは、危険を認識しにくく、安全確保の行動に結びつきにくいという問題があった。そこで気象庁は、これまでの調査研究から得たデータを元に、竜巻の発生を予測する数値予報モデルを作製。さらに、国土交通省が運用する高性能気象レーダーの降雨観測データを活用して、発生する範囲を絞り込む技術を開発した。

 

 この改善によって、あすからは「茨城県南部」などのように、天気予報と同じ細分区域で発表されるようになる。

 

 新しいシステムを使って、2012年4月〜2014年9月までのデータを検証したところ、約3%だった的中率は約14%に、約40%だった捕捉率は約70%に精度がアップした。また、竜巻発生から10分後に発表していた注意情報が、10分前に発表できるケースもあったという。

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