防災知識

1月1日は「1秒」長くなる!うるう秒挿入「緊急地震速報は遅れます」

 

 2017年の元旦は、「うるう秒」の挿入でいつもより1秒長くなる。元旦にうるう秒の調整が行われるのは、2009年以来、7年ぶりだ。

 

 日本の標準時の維持・通報を担当とする国立研究開発法人「情報通信研究機構」は、2017年1月1日の午前8時59分59秒と、午前9時0分0秒の間に、「8時59分60秒」の挿入を行う。

 

 同機構によると、かつて時刻は地球の公転と自転にもとづいて決められていたが、1958年以降、数十万年に1秒しかずれない高精度の原子時計を使うようになったため、天文時との間でギャップが生じるようになった。

 

 そこで1972年以降は、天文時とのズレを0.9秒以内におさまるように、数年に1度うるう秒の調整を行っている。最近では2015年7月1日にも挿入されたが、元日に行うのは2009年以来だ。

 

 たった1秒長くなるとはいえ、高度な情報化社会では通信ネットワークやコンピューターの運用に及ぶ影響は小さくない。

 

 気象庁は、うるう秒の挿入で地震波の振幅や到達時間のデータが狂う可能性があるとして、東海沖から紀伊半島の熊野灘にかけて、海底7カ所に設置している地震計のデータ利用を8時50分から約15分間停止する予定だ。

 

 期間中にこのエリアで地震が発生した場合、緊急地震速報の発表が最大で12秒程度遅れる場合があるが、津波警報や地震情報で使われる震源やマグニチュードの算出には影響がないという。

 

 なお情報通信研究機構では、当日東京・小金井の本部に設置している「日本標準時大型表示時計」を一般に公開し、訪れた人と一緒に「8時59分60秒」を観覧するイベントを実施する。

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