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腹から着信音?29歳受刑者が飲み込んだ携帯電話 18時間後に取り出される

 新年も、はや2日を迎えたが、お餅やおせち料理の食べ過ぎでツライという人はいないだろうか?そんな折、アイルランドから、服役中の29歳の受刑者が携帯電話を飲み込んだというビックリニュースが届いた。

 

 国際的医学症例誌『INTERNATIONAL JOURNAL of SURGERY CASE REPORTS』の報告によると、昨年5月、アイルランドの首都ダブリンのアデレード&ミース病院に29歳の男の囚人が救急搬送された。

 

 4時間にわたり、繰り返し吐き続けたその男。刑務所の医師は、異物を飲み込んだと告白を受け、半信半疑で救急車を呼んだのだが、病院でレンドゲン写真を見て一同唖然。そこには胃の上部に携帯電話がひっかかっていたのだ!

 

 一体なぜ、こんなものを、と問い詰める間にもみるみる顔色が悪くなっていく患者を前に、病院のスタッフは胃カメラの先に鉗子をつけて取り出す方法を提案。実は、異物の誤飲は幼児や小動物でもしばしば起こりうる、比較的一般的な事故のため、当初は内視鏡手術で楽勝だろうと考えていたのだ。

 

 ところが携帯電話は胃壁にしっかりとへばりついたまま、ウンともスンとも動かず。仕方なく全身麻酔を行い、急きょ開腹手術へ切り替えた。男が飲み込んでから18時間後に下界に現れた電話は、幅2.3センチ、長さ7センチ弱、厚さ1.1センチのいわゆるガラケータイプ。口から内視鏡を挿入して取り出すには少々「大きすぎるシロモノ」だった。

 

 患者は手術から1週間目で無事退院し、4カ月後の経過観察でも問題は見つかっていない。その後刑務所では携帯電話の入手方法やなぜ飲み込んだかを調べているが、医学誌では明らかにされていない。ただ、この受刑者は精神的に問題をかかえており、目を離すと何をしでかすかわからないため、以後は厳しい監視下に置かれているという。

 

 医療チームによると、深刻なアルコール中毒や精神障害の患者では異物誤飲のケースが稀に報告されるというが、携帯電話を丸呑みしたケースは珍しく、この携帯電話は現在、法医学教室に標本として展示されているという。

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