生物

100歳を超す世界最長老のおばあちゃんシャチ 亡くなる

 北太平洋のホエール・ウオッチャーには「おばあちゃん」という愛称で親しまれた世界一長生きのシャチが、昨年10月以降、一切目撃されていないことから、地元の海洋生物保護団体が「死亡した可能性が高い」とする見解を発表した。

 

 米ワシントン州の鯨類研究センター(CWR)によると、「J2」と名付けられたメスのシャチは、1976年に初めて公式に発見されて以来、40年にわたって、米国とカナダの国境に近いピージェット湾近海で泳ぐ姿を多くのホエール・ウォッチャーに見守られてきた。

 

 現在、海洋生物学者の間で一般的となっている背びれと顔の斑点模様や傷痕でシャチの個体を識別する方法は、J2とその一家25匹を観察した研究で確立されたもので、J2は正確な年齢は不明だが、タイタニック号が航海を行った100年以上前に生まれたと考えられている。

 

 しかし昨年10月12日にカナダ南西部のバンクーバー島沖を北上している姿を最後に、一切目撃情報が途絶えたことから、CWRは12月31日、「たくさんの恩恵をもたらしてくれた偉大なシャチが亡くなった」と発表した。

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