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トランプ 今度はトヨタに噛み付く「工場なら米国に作れ!」

 ドナルド・トランプ米次期大統領は5日、トヨタ自動車がメキシコで進める新工場の建設計画をめぐって、自身のTwitterで「米国でカローラを売るためにメキシコに工場を建てるだって?ありえない!」と批判した。これまでもっぱら米国企業をターゲットに噛み付いてきたトランプ氏だが、今回は日本企業が標的になった。

 

 トランプ氏は「トヨタはメキシコのバハにカローラを作る工場を建てると発表した。NO WAY!(ありえない!)」とツイートしたうえで、「米国に工場を建てるか、さもなくば巨額の関税を支払え!」と工場計画の撤回を要求。

 

 この批判を受けて、北米トヨタは同日「メキシコ・グアナフアトの新工場計画によって、米国での自動車生産数や雇用が減ることはない。我々は米国内で10カ所の工場、1500人のディーラー、13万6000人の従業員を抱えており、219億ドルの直接投資を行っている」と説明して、トランプ次期政権と良好な協調関係を築く考えを示した。

 

 今年に入ってからトランプ氏は、米自動車大手フォードやゼネラル・モーターズ(GM)などの米国企業に対して、メキシコへの投資を批判する発言を続けているが、今回は初めて外資企業に矛先が向いた。

 

 北米トヨタは、2015年4月に発表したメキシコ・グアナフアト州の工場計画に続いて、昨年9月には米国との国境に近いバハ・カリフォルニア州の製造体制を強化する方針を明らかにしており、トランプ氏の投稿は、その2つを混同した可能性が高い。

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