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薩摩硫黄島 火山性地震今も続く 火山ガスの放出量は500トン

 今月5日に噴火警戒レベルが「2」に引き上げられた鹿児島県の薩摩硫黄島について、現地調査を行った気象庁は10日、「火山性地震は多い状態が続いている」として、引き続き警戒の必要性を訴えた。

 

 鹿児島県の薩南諸島に位置する硫黄島では、今年に入ってから体に感じない程度の小さな火山性地震が急増し、気象庁は5日、噴火警戒レベルを、火口周辺への立ち入りを禁ずる「2」に引き上げた。

 

 福岡管区気象台によると、火山性地震は現在も多い状態が続いており、6日から10日午後3時までの発生回数は計253回(速報値)に上る。

 

 気象庁機動調査班が10日に現地調査を実施した結果、二酸化硫黄を含む火山ガスの放出量は、1日あたり500トンと昨年7月の観測時と変わらず少ない状態だったという。

 

 また、火口から約3キロほど離れた監視カメラの画像からは、上空200メートルまで立ち上る白い噴煙は見られるものの、特段の変化は確認されておらず、地下の水蒸気やマグマの動きを示す火山性微動も観測されていないという。

 

 機動調査班はあす(12日)まで現地調査を続ける予定で、気象庁は「火山活動に変化があった場合は即時発表する」としている。

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