健康問題

大酒飲みの〆のラーメン「脳神経が誘ってる!?」英国で実験

 年末から年始にかけて続いた飲み会で、胃腸は弱っているはずなのに、酔っ払った後につい口から出るのは「〆のラーメン行こう」の一言。翌日後悔することは火を見るより明らかなのだが、英国の研究機関は11日、空腹感を助長する脳の神経細胞が、アルコールで活性化することをマウスを使った実験で突き止めたと発表した。

 

 アルコールを摂取すると、食欲が増進されることは「食前酒」の文化によって、1500年ほど前から知られている。高カロリーのアルコールをたくさん飲めば、脳の食欲信号が抑制されるはずなのに、飲食がどか食いを引き起こすメカニズムは未だ明らかになっていない。

 

 科学誌『ネイチャー・コミュニケーションズ』に10日付で公開された研究論文によると、英フランシス・クリック研究所のデニス・ブルダコフ氏らのグループは、マウスを使ったユニークな実験で、謎の解明に挑んだ。

 

「週末アルコール依存症」と名付けられた実験では、マウスを対象に3日間にわたって、水の代わりにアルコールを与えたところ、オスメスに関係なく、餌を食べる量が1〜2割近く増えたという。

 

 アルコールを与えたマウスの脳を調べた結果、空腹感を助長する神経細胞が活性化していることがわかった。この神経細胞の活動を、活性化しないように人為的に操作したところ、アルコールを与えても食べる量が増えなくなったという。

 

 研究グループによると、この神経細胞はヒトにも共通するもので、週末だからとつい気が緩んでしまう飲んべえには、新たな戒めになりそうだ。

 あなたにオススメの記事