火山

メキシコ・コリマ火山が爆発的噴火 真紅の火砕流が地獄絵図

 

 メキシコ西部のコリマ火山で19日夜、爆発的噴火が発生した。真紅の火炎が夜空を染めるようすが監視カメラでとらえられた。

 

 コリマ火山は、首都メキシコシティから500キロほど離れた西に位置し、標高は3850メートル。国際火山学地球内部化学協会(IAVCEA)が「世界で最も危険」とみなす特定16火山に指定されていたこともある、環太平洋火山帯の中でも1、2を争う活発な火山だ。

 

 記録に残る限り、1585年以降に発生した噴火は30回近くに上る。このうち、19世紀にあった3度の爆発的噴火では火砕流が発生、火山灰は725キロ先へ到達し、2000人以上の死者が出たといわれている。

 

 先週14日以降、火山活動の活発化が懸念されていたが、18日以降は爆発的噴火が頻繁に続く。とりわけ、18日未明の噴火の際には、火口周辺に飛び散るマグマと同時に、火砕流が斜面を流れ落ち、不気味な赤紫色の噴煙が2000〜4000メートル上空に立ち上るようすが観測された。

 

 地元メディアの報道によると、防災当局がコリマ火山周辺地域への立ち入りを規制し、ふもとの住民に対しては火山灰を吸い込まないよう屋外ではマスクをし、不要な外出を避けるよう指示を出した。

 

■国内の火山の現状はハザードラボ「火山マップ」をご覧ください。

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