地震

日本列島 地震でどれだけ動いたか? 20年間の地殻変動を再現した動画がスゴイ!

 東日本大震災539.5センチ、熊本地震99センチ……。数値はいずれも近年発生した巨大地震で観測された地殻変動の水平距離だ。国土地理院はこのたび、過去20年間に日本列島で起きた地殻の動きを再現した動画を公開した。

 

 我々がふだん目にする地図や土地の高低差を示した地形図は、国土地理院が測量したデータをもとに作成されている。日本列島には、測量の基準となる電子基準点が約20キロ間隔で1300点近く設置されていて、地震や火山活動の前後で起きる地殻変動をとらえることで、将来の防災研究に役立てている。

 

 ホームページでは、誰でも無料で過去1年間の地殻変動情報を表したグラフや地図にアクセスできるが、国土地理院は今月、1997年4月以降に電子基準点が水平方向にどれだけ動いたかを再現したアニメーションを公開した。

 

 日本列島は日本海溝を境界に、太平洋プレートと北米プレート、南海トラフを境界にフィリピン海プレートとユーラシアプレートの4枚のプレートの上に乗っている地震大国だ。

 

 プレートや断層は時々によって複雑な動きをするものだが、国土地理院が作製した動画を見ると、阪神淡路大震災(1995年)後から1999年にかけては、東日本の地殻は西側への水平変動が目立つ一方、2003年9月の十勝沖地震(M8)では南東方向に95センチ動いた。

 

 それが、2011年3月の東日本大震災(M9)では、宮城県女川町の基準点で海側に向かって539.5センチの地殻変動が発生。動画で見ることで地震の規模がどれだけ巨大だったか実感できる。あの震災から6年経過した今だからこそ、風化させてはならない教訓がここにある。

 

■国内の地震の現状は、ハザードラボ「地震マップ」をご覧ください。

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