生物
Loading

ニュージーランド 600頭以上のクジラが打ち上げられる 巨大地震との関係は?

 先週末、ニュージーランド南島の海岸沿いに計600頭以上のゴンドウクジラが打ち上げられ、ボランティアの救助活動もむなしく、そのうち300頭余りの死亡が確認された。

 

 大量のゴンドウクジラが打ち上げられたのは、同国南島北端のゴールデン湾フェアウェル岬。

 

 ニュージーランド保全省(DOC)によると、今月10日朝の満潮時に416頭のクジラが浅瀬にはまり込んで動けなくなっているのが見つかり、そのうち250〜300頭近くはすでに死亡していた。

 

 地元では500人近くの市民ボランティアの協力を得て、生きている50頭を海中深くに戻すのに成功した。夜の間に、クジラが沖に戻れるまで潮が満ちるのを期待していたが、11日になって再び200頭あまりが浅瀬にはまっているのを確認。このうち20頭については安楽死させるしかなかったものの、残る約200頭は生きて海へ返すのに成功したという。

 

 現場では、13日現在も新たなクジラが浅瀬にはまらないよう野生動物保護スタッフが監視活動を続けている。

 

 ニュージーランドでは、1918年と1985年にも大量のクジラがチャタム諸島の浅瀬にはまって動けなくなった記録が残っており、今回は過去3番目に規模が大きいという。

 

 海洋哺乳類の専門家によると、クジラやイルカは超音波を発して、反響音によって周辺環境の危険性を認識する「エコーロケーション」能力があるが、この能力が乱れると今回のように大量座礁するケースが報告されている。

 

 ニュージーランド南島では昨年11月、マグニチュード(M)7.8の巨大地震が発生したばかりで、地元では地震とクジラの座礁について関係があるのではないかと懸念する声も上がっている。

 

 現在、地元大学の海洋生物専門家が、ゴンドウクジラの遺体の解剖を進め、事故の原因究明を急いでいる。

あなたにオススメの記事